ニュートレジャー英語教科書について その２
ニュートレジャーの学習法（入学前）
- 学校の授業だけ聞いて身につけられれば理想的ですが、実際は、そんなに理解が速い生徒ばかりではありません。膨大な量の内容を次々と覚えなければならないので、消化不良になる可能性が非常に高い教科書です。
- そうならないためには、市販の中学向け参考書や、ラジオ基礎英語などで先取り学習しておくことです。
ニュートレジャーに合わせた内容ではないですが、似たような内容を体系的に学習できます。ニュートレジャーのように和訳もついていないし、解説も少ないもので苦労するより、市販のもの（和訳もついていて、文法も体系的によくまとまっているもの）で自学自習して、だいたいのところを頭に入れてから、学校の授業に向かうようにしましょう。落ちこぼれないための自衛策が必要です。 - 単語の数が非常に多く、中学３冊分で３０００語くらいあります。
これは自力でも覚えられますから、なるべく早めに、できれば中学入学前から少しでも覚えておくようにしましょう。
ただし、必ず音声ＣＤを聞いて発音をしっかり身につけてください。自己流のまちがった発音はしないように気をつけましょう。
自己流にした人は、カタカナ発音の変なくせがついてしまい、直らなくなります。
- 他に、子ども向けの英語ＤＶＤ（セサミストリートやディズニーなどの日本語の全くないオール英語の教材）で、ネイティブの音声に慣れておくだけでもいいでしょう。
ニュートレジャーの学習法（教科書に沿って勉強する場合）
- 音声ＣＤを繰り返し聞いて、まねして、全部暗唱できるくらいまで、頭にたたき込みましょう。これだけでもかなり学習しやすくなります。
大事なことは、初めはテキストは見ないで、耳だけに集中して、リピートすることです。 - スピードが速すぎると感じる場合は、Windows Media Playerで再生して、右クリックで「拡張設定」→「再生速度」と選択していくと、再生スピードを遅くできます。
- よく「音読が大事」と言いますが、初めからテキストを見て読むと、発音が悪くなります。
テキストと、ＣＤの発音とは、ずれが多いので、そういうずれの部分を身につけるためには、テキストを見ないでリピートすることです。 - たとえば、ＣＤでよく「バライ」と聞こえる語句がありますが、何だかわかりますか？
「but I」のことです。
英語では、母音と母音の間にはさまれた「t」の音は「d」のようになります。これは日本人の耳には、ラ行の音に聞こえるためです。 - しかし、「バット アイ」というふうな発音をしている学生がたくさんいます。
目から入る情報の方がはるかに強いので、耳から「バライ」と聞こえているのに、気づくことができないのです。
ＣＤだけ聞いて「バライ」と発音した後から、 目で見て「but I」のことだとわかるようにしましょう。
英語は、テキスト文字と実際の発音とは大きく異なることを、身につけてください。
中学生には難しいかもしれませんが、将来ネイティブの発音を聞き取るときに役立ちます。 - 正しい発音がしっかり身についてから、初めてテキストを開き、音読練習をしましょう。
- または、ＣＤを聞いて、書き取り練習をするのもとても効果があります。聞いてわかったつもりでも、実際には聞き取れていない部分がたくさんあることが、確認できます。
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ノート作りは、教科書をノートの左側に切り貼りして、右側に和訳した対訳ノートを作って、その和訳から単語と英文をすらすらと言えるように練習しましょう。ニュートレジャー学習法 対訳ノートを作ろう 
そのあと、ノーミスで書けるように練習することです。
そのためにも、教科書は数冊同じものを買っておいて、切り貼りに使うと能率的です。
手書きで教科書本文を写すと、間違って写した場合、間違ったまま覚えてしまう可能性があるので、切り貼りの方が良いです。
これが実行できれば、わからなくなってしまうことはないでしょう。
ただ、ニュートレジャーは量が多いので、これだけでも大変です。 - なお、ニュートレジャーの和訳などを捜しておられる方が多いですが、書店などには売っていませんので、入手不可能です。
- 市販の参考書は、ニュートレジャーとは習う順番こそ少し異なりますが、利用すれば大いに役に立ってくれます。解説も詳しく、和訳などもついていて、自学を助けてくれます。
あまり、ニュートレジャーにこだわらずに、もっと利用しやすい教材で力をつけましょう。
それらの教材で、基礎力をつけてから、ニュートレジャーに向かうべきです。 - ただ、すっかり落ちこぼれてしまってからでは、ニュートレジャーの学校宿題をこなすだけで精一杯になってしまい、他の教材を利用する余裕などなくなってしまいます。
このようにならないように、中学進学前に十分に前準備をしてください。
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