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福岡大学 英語入試予想問題と解説

整序英作文問題

  • 次の日本文の意味を伝えるように英文の(a)〜(f)の空欄を1〜7の語(句)で埋め、その番号を記入せよ。なお、使わない語(句)が一つある。

    その自動車会社は従業員を20%も削減したそうです。

    The car company is ( a ) ( b ) ( c ) ( d ) as ( e ) ( f ) 20% of its employees.

    1. to   2. much  3. as

    4. reduced   5. said

    6. have 7. many

考え方

  • 第1ポイントは、和文の
    「その自動車会社は…したそうです」から、
            
    「その自動車会社は…と言われています」と直せるかです。

    これができれば、

           
    The car company is ( said ) ( to )+動詞の原形
    となるであろうことは、すぐに思いつくはずです。

  • まとめると

     
    <意訳>「…だそうです」
           
    <直訳>「…と言われています」
           
    be動詞 + said to不定詞


    これは、入試頻出の基本構文です。
  • 次いで、「削減したと言われています」を見ます。
    「〜そうです」の時点は、「現在」なのに対して、
    「削減した」時点は、それよりもっと前の「過去」です。
    この
    「時間のずれ」に気づくかどうかが第2ポイントです。

    時間的にもっと前の内容を述べるときは、不定詞の場合、
    「完了不定詞(to have+過去分詞)」を使うことに、気づいてください。

    「削減した」に合わせて、to reduced などと絶対にしてはいけません。
    「不定詞は、『to+動詞の原形』という形を取る」という大原則に反してしまいます。
    不定詞では、過去形の代わりに、
    「完了不定詞(to have+過去分詞)」を用いて、「時間のずれ」を表現するのです。

    ≪例文≫
    Naomi Osaka is said to have been born in Osaka.
    大坂なおみは大阪で生まれたと言われています。
    ★to have been bornが完了不定詞です。

  • これで
    The car company is ( said ) ( to ) ( have ) ( reduced ) までできました。
  • 第3ポイントは、
    「従業員を20%も」の部分の
    「…も」という「多さを強調する表現」です。

    「…も」という「多さを強調する表現」には、
    ・量を強調するときには、as much as +量
    ・数を強調するときには、as many as +数
     その他多数

    があります。
    ここでは、「20%も」という量を強調するので、

    as much as 20% of its employeesとなります。

    ≪例文≫
    He saved as much as 100,000 yen last month.
    彼は先月、10万円も節約しました。
    ★10万円は量ですので、as much as を使用します。

正解


  • 5 1 6 4 2 3
    The car company is ( said ) ( to ) ( have ) ( reduced ) as ( much ) ( as ) 20% of its employees.

    <意訳>その自動車会社は従業員を20%も削減したそうです。
    <直訳>その自動車会社は従業員を20%も削減したと言われています。


補足 文法・語句の追加説明

  • 1.日本人が気づきにくい「時間的なずれ」に気をつけよう。

    日本語では、「時間的なずれ」に、あまり気をつかいません。
    つまり、
    「時間的に同一時間か、それとももっと前の時間か」ということに、あまり気をつかわないのです。
    しかし、英語では、「もっと前の時間」であれば、必ずそれを表現します。

    たとえば、
    「彼は財布をなくしたと言った」というような和文では、
    「なくした」時点(たとえば3日前)と、
    「言った」時点(たとえば昨日)
    とは、時間が異なります。

    しかし、日本語では、どちらも過去形でしか表現しませんので、
    日本人は「時間がずれていること」に気づきません。

    しかし、英語では、下のようになります。
    Ha said that he had lost his wallet.
    「なくした」時点のほうには、
    「過去完了(had+過去分詞)」を使って、時間がもっと前であることを明確にします。
  • 過去完了以外に、
    「完了不定詞(to have+過去分詞)」
    「完了動名詞(having+過去分詞)」
    「完了分詞構文(having+過去分詞)」
    なども、「もっと前の時間」であることを表します。


    日本人学生は、
    「時間的なずれ」に気づきにくいので、上記の文法事項は、入試問題では、頻出の問題となります。
    和文を見たときには、
    「時間的なずれ」に常に気をつけるようにしましょう。
  • 2.「…も」という「多さを強調する表現」

    「…も」という「多さを強調する表現」は、
    ・量を強調するときには、as much as +量
    ・数を強調するときには、as many as +数
    ・no less than+数・量の両方
    ・長さを強調するときには、as long as +長さ
     その他多数
    などがあります。

    ≪例文≫
     Matsuko Deluxe is said to weigh as much as 140 kilograms.
     マツコ・デラックスは体重140キログラムもあるそうだ。
  • 上とは逆に「少なさを強調する表現」もあります。
    as little as 〜 「わずか〜」 
  • ≪例文≫
    Uyghurs could be sent to the camps for 
    as little as having a beard or wearing a veil.
    ウイグル人は、ひげをはやしていたり、ベールをつけているだけで、収容所に送られる可能性がある。





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