ニュートレジャー英語学習法

ニュートレジャーの勉強法　すっかりわからなくなってしまった場合

• ニュートレジャーにこだわるのはやめましょう。
  単にレベルが非常に高いので学校が使用しているだけです。
  こんな難解な教科書を、学校の先生が、生徒が身につけるまで、繰り返し丁寧に教えてくれる、などというのもあまり期待できません。膨大な手間と時間がかかりますし、そんなに能力の高くない生徒の場合は、消化できる能力を越えたものであることが多いので、そもそもから身につけるのは不可能だと割り切ってください。
  
• 中高一貫校の授業レベルは、成績上位の生徒に合わせてあり、教科書のレベルも同じく成績上位の生徒向けで、平均点以下の半数近くの生徒は、ついていけず、レベルが合わない教科書に苦しんでいる、というのが実情なのです。
  ニュートレジャーで悩んでいるかたが多数いらっしゃると思われますが、一人で悩まずに、身の丈に合った英語を身につけるように割り切って、中学英語の基本だけはきちんと身につけるようにしましょう。
  
• 世の中には、もっと学習のしやすい良い教材がたくさんあります。
  和訳も音声ＣＤもついていて、解説も詳しく、パターンプラクティスのたくさんついた、カラフルな教材が本屋さんなどでいろいろ市販されています。数研出版の「チャート式中１英語」などが一例です。
  ほとんどは公立中向けですが、私立中にも十分役立ちます。
• こういう物で、学習して基礎力をつけてから、ニュートレジャーに向かうようにした方がいいです。
  テストで良い成績は取れないかもしれませんが、公立中レベルの英語だけでも、しっかり身につけましょう。
  大事なのは、中学レベルの英語をしっかり身につけることです。
  
• どうしてもニュートレジャーにこだわる方は、教科書の右側ページのｐｏｉｎｔのみに絞って、他は全部捨てましょう。
  ｐｏｉｎｔの例文の和訳を作って、その英作文だけにしぼって学習しましょう。
  ノートの左側に教科書のｐｏｉｎｔの例文をコピーした物を切り貼りして、右側に和訳を書き、その和訳から英作文を完璧に口で言えるまで徹底的に練習しましょう。 CDの音声に合わせて読むだけでも、だんだん耳に残って、覚えていきます。
  口で言うだけなら、時間も節約できます。つづりの難しい単語のみ書くだけでいいです。時間に余裕があれば、完全に書けるまで練習するといいですが、時間がもったいないです。ｐｏｉｎｔだけでもマスターすれば、中学の基本文法と高校基礎文法は身につきます。 　
• 要するに、文法項目に沿ったパターンプラクティスになるわけですが、ニュートレジャーだけでは、例文が不足しているので、英語の文型ワークのような、構文パターンのワークで補強するといいでしょう。
  当教室の「試験の女神」ドリルも基本構文を身につける英作文タイプのドリルができますので、作文力アップに良いです。　　　　
  
• ニュートレジャーを消化しきれない場合は、ＲＥＡＤなどは、割り切って捨てましょう。
  ＲＥＡＤは意味だけ取れれば終わりでかまいません。
  定期テストでは、ＲＥＡＤの穴埋め問題が出たり、部分的に英作文させるような問題がよく出ます。したがって、学校のテスト成績を上げようとすると、ＲＥＡＤの英文もすべて覚えておく必要が出て、ますます負担が重くなります。
  
• 学校の定期テストは、細かい知識を要求してきて、記述させるタイプの出題が多いです。正確に綴れて、英作文ができないと得点できません。
  冠詞を落としたり、３人称単数現在のsを落としたりするだけで、失点してしまいます。
  重箱の隅をつつくような出題をしますので、こういうテストでは、簡単に得点できません。
• しかし、大学入試では、長文読解に比重がありますので、出題傾向がちがいます。学校の定期テストは、既習の英文を事細かによく覚えているかが問われるのに対し、大学入試では、初見の英文が理解できるかが問われ、まったく傾向がちがいます。
  学校の定期テストが悪くても、大学入試では得点できる可能性があるわけです。
• 成績が低位の生徒の場合、あまり学校のテストにこだわらずに、英語の本を読んで楽しんだり、英語のアニメを見て楽しんだりしてください。
  ドラえもんの対訳本などは、ほとんどの生徒が好きで読むはずです。
  
• 開隆堂から出ている「イージェストシリーズ」は中学生向けの楽しい読み物がたくさん入っています。細かい文法ではなく、大意を取れればOKと割り切って、読書にいそしめば、大人になってから良い財産となります。
  
• たとえ、ニュートレジャーのテストでは得点できなくても、大学入試では初見の長文が理解できれば、それなりに得点できますので、学校の成績で悩まずに、もっと長い目で見られると良いでしょう。
• 学校のテスト成績にこだわって、目先の点数だけにとらわれている方が多すぎます。テストが赤点でも、英語の本は読めるという生徒もたくさんいるのです。
  
  
  
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